レチノールとヒアルロン酸は一緒に使える？

注目成分の相性をチェック

代表的な保湿成分として知られているヒアルロン酸と、ここ数年で大きな注目を浴びているレチノール。レチノールは使い方が難しいイメージがありますが、ヒアルロン酸と一緒に使うことは、肌にどのような影響があるのでしょうか。2つの成分の相性は良いのか、それとも肌荒れを起こすリスクがあるのかどうか、事前に知っておきたい方も多いはずです。

この記事では、ヒアルロン酸とレチノールの相性や相乗効果について詳しく述べます。また、後半ではスキンケアルーティーンとおすすめの製品も解説します。レチノールとヒアルロン酸の特徴をよく知り、健やかな肌を目指しましょう。

レチノールとは？

ヒアルロン酸はどんな肌タイプでも安心して取り入れることができる成分ですが、レチノールは対極的な成分です。ビタミンAの一種であるレチノールは、肌細胞の再生サイクルを早め、新しい肌層を形成します。それにより、小じわやシミが目立たなくなり、シミや色素沈着も改善されるという強力な成分ですが、使い方が最も複雑な成分のひとつです。

レチノールには皮膚の剥離を促して、成分をより深く浸透させるという、美肌を叶える素晴らしい働きがある一方、副作用があることが懸念点です。A反応と呼ばれる乾燥、剥離、肌への刺激に注意が必要なため、最初は少量ずつ、数日に1回の使用が推奨されています。また、敏感肌の方は使用できない場合も多くあります。

レチノールのA反応について詳しく知りたい方は、「レチノールで起こる肌荒れ「A反応」とは？敏感肌でも使えるレチノールクリームも紹介」の記事をお読みください。

ヒアルロン酸とは？

ヒアルロン酸は、肌に潤いを与え、細胞の水分を補う保湿成分です。美容液や化粧水などの市販されているスキンケア製品に様々な形で配合され、肌の保護バリアに水分を引き込むことができ、一日中肌の潤いと健康を保ちます。

潤い溢れる若々しい肌を保つだけでなく、汚染や紫外線などのフリーラジカルによるダメージから肌を守ることができるのです。また、ヒアルロン酸は敏感肌をはじめどんなタイプの肌にも安全で、副作用もありません。

レチノールとヒアルロン酸を一緒に使っても大丈夫？

ヒアルロン酸とレチノールの相性は抜群と言えます。ヒアルロン酸とレチノールのふたつが組み合わさることで、互いの特徴を損なうことなく、バランスを取ることができるのです。

それだけでなく、一緒に使うことで、レチノール使用時に起こりがちな副作用を軽減することができます。レチノールを使用すると、A反応と呼ばれる乾燥や赤み、剥離や皮剥けなどが起こることがありますが、ヒアルロン酸とレチノールを同時に使用することで、そのA反応を和らげることができます。ヒアルロン酸は肌に潤いを与え、刺激に対する肌の耐性を高めて、皮むけや乾燥を抑える働きをします。

ヒアルロン酸とレチノールを使用した

スキンケアルーティーン

この章では、SNOW FOX SKINCAREのヒアルロン酸とレチノール配合の製品を用いたスキンケアルーティーンをご紹介します。